皆さん、こんにちは。
転ばぬ先の寺子屋、塾長:ふみちゃんです。
年が開ければ、新しい生活がスタートします。
今回は、春の風物詩「春闘」について、取り組みました。
年が明けると、企業は決算を迎え(3月が多い)、新たな1年を迎えます。
そして、新入社員が入ってきたり、人事異動があったりと、社員も新しい1年を迎えることになります。
また、春の風物詩とも言える「春闘」で、企業の業績を鑑みて、労使(企業と労働組合)で社員の給与が決められます。
新入社員は、求人票に提示された初任給から始まります。
その初任給は、優秀な人材を確保するために、競争他社の動きを見ながら、また、売り手市場か買い手市場かなど、新卒採用マーケットをみながら決められます。
社員の給与は春闘で、新卒はマーケットの状況で、決まることになります。
したがって、春闘は、企業の業績や業界の現況などが把握できますので、学生さんも注目すべきです。
なので、今回は、「春闘」について取り組みました。
1:春闘とは
2:春闘で話し合われること
3:動画で理解を深める
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社員の給与などが決められる「春闘」は、”闘”という漢字を使うので、争いのイメージがありますが、基本的には、労働者側と経営者側が話し合って、社員の賃金や労働条件を決めるものです。
日本が高度成長期時代を迎え、企業も国も大きく潤い、生活状況も大きく改善されました。
そんな時、富の公平な分配を図るために、1956年ごろスタートしました。
当初は、経済成長期でもあり、闘争のイメージが強かったようです。
大手企業は3月決算が多いので、4月からの経営新年度を向かえるにあたって、決算の状況を見ながら、給与について話し合うので、この春の時期に行われています。
また、中小企業は、この大手の状況に応じて、自社の労働条件を見直すので、日本全体の企業経営に大きく影響を与えています。
春闘は、あくまでも、既存社員の賃金体系や労働条件を話し合うもので、新入社員の給与は、企業の採用戦略や新卒採用マーケット、そして競合他社の動向にによって決まっていきます。
なので、売り手市場で人材不足の現在においては、入社2年目の社員よりも新入社員の給与が高いといった逆転現象も起こるかもしれません。
学生さんも、就活が始まったら、この春闘にも興味と関心を持ってみてください。
春闘で話し合われること
それでは、春闘では、何が話し合われ、何が決められるのでしょうか。
基本的には、迎える1年間の、社員の賃金や労働条件などが話し合われます。
.経営者側は業績を加味して、労働者側は物価上昇など生活面を視野に交渉します。
したがって、成果に見合った賃金と労働条件(労働時間や休日、介護や育児など)が主な内容になります。
特に、賃金アップの話し合いが重要で、春闘によって「ベア(ベースアップ)」と「定昇(定期昇給)」が決定します。
「ベア(ベースアップ)」は、社員全員の基本給のアップで、そのアップ率か一定額が話し合われます。
このベアをあげると、社員全員の給与を上げるので、企業としても大きな資金が必要になります。
「定昇(定期昇給)」は昇給率や昇給額、昇給時期や回数などが決定し、人事評価に基づき実施されます。
また、労働組合のない企業は、独自で経営者側と交渉することになるので、やや不利な面もあります。
したがって、労働組合がなければ、個人交渉せざるを得ません。
以上「春闘」について取り組みました。
少しは、お分かりいただけましたでしょうか。
ぜひ、業界や企業の業績を反映した春闘、企業研究につながりますので、学生さんも興味を持って見守ってください。
🔳動画で理解を深める
今回は、以上です。また、お会いしましょう!
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