皆さん、こんにちは。
転ばぬ先の寺子屋、塾長:ふみちゃんです。
今回は、ニュースなどで、時々、取り上げられる「最低賃金」です。
最低賃金は、アルバイトやパートなど、企業が時間給を決める時に、この金額を下回ってはいけないという賃金です。
最低賃金は、地域ごとに決められるので、自分の働いている地域の最低賃金を把握しておく必要があります。
最低賃金は、「どのように計算されているのか?」「どんな種類があるのか?」などに取り組みました。
1:最低賃金とは
2:最低賃金の地域格差
3:動画で理解を深める
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最低賃金とは
最低賃金は、労働者に支払われる賃金の最低額のことです。
その設定は、最低賃金制度で決められています。
時間給で決められているので「最低時間給」といってもいいと思います。
自分に支給されている賃金の最低賃金との比較は、下記のように計算して把握します。
支払われた賃金の総額から、各種手当、残業代、ボーナスなどの支給額を差し引いて、ベースになる賃金を算出し、労働時間で割って出した時間給が、定められた最低賃金と比較してどうかをみます。
その額が、その地域の最低賃金を下回っていれば、違反ということになります。
また、最低賃金は、各地方自治体で決められています。
地方ごとに物価が違うので、物価が低いところは最低賃金も低く、逆に高いところは、高くないって売ることになります。
したがって、全国で見る場合は、その平均の最低賃金でみています。
それでは、最低賃金の種類を見ていきましょう。
最低賃金の地域格差
最低賃金には、大きく分けて2種類あります。
先ほどから話している、各都道府県で定めている地域別最低賃金と、特定の産業に設定されている特定最低賃金、例えば介護業界などの業界(すべての業界ではない)ごとに定められた最低賃金の2種類があります。
このうち、よく話題に上るのは、各都道府県で定めている地域別最低賃金になります。
地域ごとで決まりますので、全国共通ではないと言うことになり、地域格差が生じています。
この地域格差を見てみましょう。
例えば、東京は1072円、青森は853円となり、1000円を超えているのは、東京以外に、神奈川と大阪しかありません(2022年調べ)。
全国平均では961円になっています。
1980年ごろは、400円から300円ぐらいでしたから、20年で倍になっているということです。
特定最低賃金にも着目さなければなりませんが、まず、自分が働いている場所の最低賃金を把握しておく必要があります。
また、「103万の壁」など、いろいろな制度の動きにも興味を持ってみておきましょう。
🔳動画で理解を深める
今回は、以上です。
また、お会いしましょう!
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