木材の集積場だった石山寺

みなさんこんにちは!
転ばぬ先の寺子屋:塾長のふみちゃんです。

今回の転ばぬ先の散歩は石山寺です。
その名の通り、石の上に建てられた石山寺。
実は、奈良の東大寺建立に必要な木材の集積場でした。
滋賀県で最古の木造建築物の石山寺。
貴族たちの憩いの場所として、西国三十三箇所霊場の一つとして、現在は、歴史情緒のあふれる紅葉の名所として賑わっています。

奈良時代、東大寺の建築に必要な木材を近江地区から運ぶために、その木材の集積場として石山寺が建てられたとされています。

石山寺の山門前は、琵琶湖からあふれる瀬田川が流れている。

おそらく、集められた木材は、この瀬田川に沿って運ばれたのだろう。

大理石と硅灰石(けいかいせき)の岩の塊の上に建てられたことから石山寺と言われた。

したがった、石山寺を訪れたら、あちこちに点在する石の景観も楽しみたい。

平安時代に火災にあい、現在の本堂は1096年に再建されました。

滋賀県内では最古の木造建築物になります。

平安時代に真言密教の道場として有名になり、皇族や藤原氏をはじめとする貴族たちが、半日かけ参詣するようになり発展してきました。

紫式部も、その参詣中に琵琶湖に映る月を見て、源氏物語を思いついたと言われています。

牛車にゆられ逢坂の関所を超えて訪れる石山寺までの旅は、当時の女性にとって、日常生活から逃れたひとときであったのでしょう。

平安時代の末期には、西国三十三箇所霊場の一つとして、参拝者が増え、さらに発展することになります。

その石山寺へは、JR石山から京阪電車に乗り換え、終点「石山寺駅」で下車。

徒歩で10分程度です。

紅葉の名所としても有名で、秋には観光客が多く訪れます。