
みなさん、こんにちは! 転ばぬ先の寺子屋 塾長 ふみちゃんです。
今回のテーマは、初任給です。
最近、初任給を引き上げると言うニュースが飛び交っています。
30万、40万にもなろうとしています。
新卒採用にどんな変化が起こっているのか、何に注意しなければならないかを考えてみました。
目次は、次のとおりです。
1:初任給に関する最近の傾向
2:初任給と社員の給与の決め方の違い
3:企業選択は、初任給だけではない
4:動画でわかりやすく
初任給に関する最近の傾向
まず、最近の傾向をニュースなどから拾ってみましょう。
先日Yahoo!ニュースを見ていたら、大手メガバンクが軒並み初任給をあげていると言うニュースがありました。
外資系バンクや有名なコンサル会社に、優秀な人材を奪われているとのことが要因とのことでした。
東大の就職先も、過去、一握りの優秀な学生だけが応募していた、マッキンゼー、BCG、ゴールドマン・サックスなどは、最近、応募する学生が増え、優秀な人材の採用も増えているとのことでした。
そのような外資系企業が優秀な人材を確保することに対抗して、人材の国内流失を防ぐ意味もあって、日本のメガバンクが初任給を上げ始めたとのことでした。
この傾向は、地方銀行にも波及し、地方銀行の初任給も上がってきています。
また、金融業界にとどまらず、他業界の大手企業にも波及しているとのことです。
初任給と社員の給与の決め方の違い
そこで、初任給はどうやって決まるかを整理してみましょう。
そもそも、初任給と社員の給与の決め方には、違いがあります。
初任給は、先ほどのように、優秀な人材確保のために、人材採用戦略に基づいて決まっていきます。
しかし、社員の給与は、毎年春に実施される、春闘、つまり、労働者側と経営者側の話し合いで決まります。
したがって、初任給の決定の仕方が違いから、初任給があがりすぎると、新入社員の給与と2年目以降の社員の給与とに、アンバランスが生じるケースもあると言うことです。
人手不足が叫ばれる現在、どうしても人材を確保をしたい、ましてや優秀な人材であれば尚更のことです。
そのような背景から初任給は上昇傾向にあると言うことになります。
企業選択は、初任給だけではない
ただし、初任給だけで企業選択するのは、本末転倒だと思います。
給与といっても、基本給と手当のバランスで考えなければなりませんし、福利厚生など、非金銭的なインセンティブを含めて、企業選択においては、総合的に判断しなければなりません。
なんといっても、自分の目標に叶った業界や業種なのか、自分の長所を活かせる仕事なのかといった、企業選択の基本に立ち返って考えなければならないことは言うまでもありません。
以上、金銭的な条件に惑わされることなく、しっかり自分と向き合って企業選択してみてください。

今回は、以上です。
動画でもわかりやすく解説しています。
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