SNSフォローボタン

みなさん、こんにちは。
転ばぬ先の寺子屋:塾長のふみちゃんです。

今回は、最低賃金が全国で1,000円を超えたことについて取り組みました。

スポンサーリンク

最低賃金が、1,121円に(全国平均)

厚生労働省によると、2025年の最低賃金全国平均1,121円になると発表しました。
全国的な人手不足による人材獲得競争の激化で、全都道府県で初めて1,000円を超えたとのことです。
最も高いで、東京で1226円、最も低い高知、宮崎、沖縄で1023円となっています。

3年前と比較すると、東京は1,072円、最も低かった青森は853円となり、1,000円を超えているのは、東京以外に、神奈川と大阪しかありませんでした。
全国平均でも961円になっています。

最低賃金とは何か?

そこで、「最低賃金とは何か?」について取り組んでみよう。
最低賃金は、労働者に支払われる賃金の最低額のことです。
その設定は、最低賃金制度で決められています。
時間給で決められているので「最低時間給」といってもいいと思います。

自分に支給されている賃金と最低賃金との比較は、下記のように計算して把握します。
支払われた賃金の総額から、各種手当、残業代、ボーナスなどの支給額を差し引いて、ベースになる賃金を算出し、労働時間で割って出した時間給が、定められた最低賃金と比較してどうかをみます。
その額が、その地域の最低賃金を下回っていれば、違反ということになります。

また、最低賃金は、各地方自治体で決められています。
地方ごとに物価が違うので、物価が低いところは最低賃金も低く、逆に高いところは、高くなっていることになります。したがって、全国で見る場合は、その平均の最低賃金でみています。

最低賃金の種類

それでは、最低賃金の種類を見ていきましょう。

最低賃金には、大きく分けて2種類あります。
先ほどから話している、各都道府県で定めている地域別最低賃金と、特定の産業に設定されている特定最低賃金、例えば介護業界などの業界(すべての業界ではない)ごとに定められた最低賃金の2種類があります。

このうち、よく話題に上るのは、各都道府県で定めている地域別最低賃金になります。
地域ごとで決まりますので、全国共通ではないと言うことになり、地域格差が生じています。

特定最低賃金にも着目さなければなりませんが、まず、自分が働いている場所の最低賃金を把握しておく必要があります。

今回は以上です。
またお会いしましょう。