第三者委員会って？

みなさん、こんにちは！
毎日5分の社会塾
転ばぬ先の寺子屋、塾長：ふみちゃんです。

最近、マスコミで話題になっている「第三者委員会」、フジテレビや兵庫県など、今、話題になっています。
この「第三者委員会」とは、どういうものかを、今回、ちっと深掘りしてみました。

１：なぜ、設置されるのか？
２：どのような人で構成されているか？
３：活動内容と課題は？
４：動画でわかりやすく！

なぜ、設置されるのか？

最初に、「なぜ設置されるのか」について調べてみました。
企業などの組織が、不祥事を起こしたり、組織内で不正行為が発覚して、その原因と解決策を話し合って決める時に、組織内で話し合っていては、おそらく、組織原理が働き、上の人の考え方に沿った解決策になると思います。
つまり、組織内で解決してしまい、根本的な組織風土などは変わらないことになり、また、同じような問題が起きることになります。
その時に、組織に属さない人たちが客観的に、問題の原因を探究し解決策を提案する、そのために設置されるのが第三者委員会になります。
組織の問題を組織で解決するのではなく、組織と関係のない機関で議論してもらい、解決策を提案してもらうことになります。
結果的に、企業風土を刷新することになり、企業の信頼回復や企業価値の向上にもつながることになります。

どのような人で構成されているか？

じゃ、どのような人たちで構成されていうのか？
企業との利害関係がないという人が大前提になります。
そうは言っても、業界のこととか、ある程度の専門性も必要になります。
したがって、バランスの取れた人物が求められます。
弁護士、経営者、会計士、コンサルタントなどの専門家が選ばれることこが一般的です。

活動内容と課題は？

その活動内容と課題は・・・。
企業の社員や取引先などの関係者へのヒヤリングや書類の提出依頼などの事実解明から始め、最終的には、課題解決策の提案を行うことになります。
ここまで話すと、何か権限が大きく非常に有効的な組織だと思いますが、場合によっては、課題もあります。
第三者委員会の費用は企業が出すということです。
したがって、第三者委員会のメンバー選任や調査する範囲も、ある程度、企業の影響を受けるということになります。
したがって、日本弁護士連合会は、第三者委員会のガイドラインを設け、第三者委員会の独立性を推奨しています。
また、企業の内部事情に精通していないので、調査に時間がかかるということもあります。
そういう意味では、内部調査委員会の方が、社内で調査するので、費用も時間も節約できるかもしれません。
しかし、客観的な判断ができず組織の都合に振り回されることになりかねません。
したがった、外部調査と内部調査のバランスをとって、調査し原因究明することが大事だと思います。