春の風物詩とも言える「春闘」、企業の社員の給与が決められる。
新入社員は、求人票に提示された初任給。
今回は、「春闘」について取り組みました。
春闘とは
”闘”という漢字を使うので争いのイメージがありますが、基本的には、労働者側と経営者側が話し合って、社員の賃金や労働条件を決めるものです。
1956年ごろスタートしました。
当初は、経済成長期でもあり、闘争のイメージが強かったようです。
大手企業は3月決算が多いので、4月からの経営新年度を向かえるにあたって、決算の状況を見ながら、給与について話し合うので、この春の時期に行われています。
また、中小企業は、この大手の状況に応じて、自社の労働条件を見直すので、日本全体の企業経営に大きく影響を与えます。
春闘で話し合われること
経営者側は業績を加味して、労働者側は物価上昇など生活面を視野に交渉します。
したがって、成果に見合った賃金と労働条件(労働時間や休日、介護や育児など)が主な内容になります。
特に、賃金アップの話し合いが重要で、春闘によって「ベア(ベースアップ)」と「定昇(定期昇給)」が決定します。
「ベア(ベースアップ)」は、社員全員の基本給のアップで、アップ率か一定額が話し合われます。
「定昇(定期昇給)」は昇給率や昇給額、昇給時期や回数などが決定し、人事評価に基づき実施されます。
労働組合のない企業は、独自で経営者側と交渉することになるので、やや不利な面もあります。
以上「春闘」について取り組みました。
さらに詳しく知るには動画を視聴ください。
今回は、以上です。
また、お会いしましょう!
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