ヒューマンエラーって?

一般的スキル

みなさん、こんにちは。

転ばぬ先の寺子屋:塾長のふみちゃんです。

今回も、就職や転職に役立つ情報をお届けします。

毎年、大きな事件や大きな事故が起こります。
中には、大きな被害が生じたものもあります。

我々ではコントロールできない天災を除いて、ほとんどの事故や事件は、意図するしないに関わらず、我々の意思やミス・失敗で起こり、防げたことも多いと思います。

今回は、人のミスや失敗で起こるヒューマンエラーについて取り組んでみました。
機械の不具合などで起こるシステムエラーもありますが、そのシステムを作ったのは人なので、最終的には、ヒューマンエラーになると思います。

1:出来事にはどんなものがあるのか?
2:ヒューマンエラーの原因を分析!
3:ヒューマンエラーの対策は・・・

1:出来事には、どんなものがあるのか?

まず、世の中で発生する多くの出来事について整理しておきましょう。
まず大きく分類して、その出来事は、意図的なものか、それとも非意図的なものかに分かれると思います。

意図的なものには、犯罪などの事件、そして被害から逃れようとした行動である自己防衛に別れると思います。
そして非意図的な出来事として、交通事故など、私たちのミスや失敗・不注意で発生した事故があり、意図したか意図しなかったかで、事件とは区別されているようです。

さらに、私たちの意図ではどうしようもない、コントロールできない天災があります。
被害が大きいにも関わらず、意図どころか予期することもできません。

このように整理していくと、ヒューマンエラーは、意図しない出来事で、私たちに何らかの原因がある出来事ということになります。

ある統計によると、1000回の行動のうち、最低3回はヒューマンエラーは起こるというデータがあります。
行動している以上、ヒューマンエラーは必ず起こり、ある意味、避けられないことかもしれません。

自動運転のように、自動化すればヒューマンエラーは無くなるということもありますが、最終的には、その仕組みやシステムを作ったのが人である以上、ヒューマンエラーは発生していると思います

2:ヒューマンエラーの原因を分析!

ヒューマンエラーはなぜ起こるのか、そして減らすための対策は、どうすればいいか、に取り組んでいきと思います。
ヒューマンエラーの原因を整理しておきましょう。
大きくは、次の3つに分類しました。

1:個人に起因する場合
2:仕組みに起因する場合
3:能力に起因する場合

個人に起因する場合

個人の資質や体調などに起因する場合は、そのひとの属性によるもの、例えば、年齢や性別、出身地などがあります。

さらに、その人の性格、例えば、思い込みが強い、油断しがち、注意力が弱い、パニックを起こしやすいなどがあげられると思います。

仕組みに起因する場合

仕組みが原因で起こる場合は、チェックの不備、マニュアルの形骸化や陳腐化、報告・連絡・相談などコミュニケーション不足、連携ミスなど、組織的な仕組みの不備などで起こるケースです。

能力に起因する場合

3つ目の能力によるものは、経験不足や不慣れ、それを補う教育訓練不足、技術力やスキルの不足などがあり、どんな仕事でも、教育訓練は大切な施策で、コストがかかりすぎると考えがちですが、将来起こるヒューマンエラーの損害を考えると、必要不可欠なことだと思います。

このように、一言でヒューマンエラーと言っても、多くの原因で発生しています。
そして、1つの要因だけではなく、いくつかの要因が重なった時に、大きなエラーが発生すると言われています。

3:ヒューマンエラーの対策

このような原因がわかれば対策も明確になってくると思いますので、次は、その対策について取り組んでいきたいと思います。

個人の資質や体調などへの対策としては、資質については、個人の性格などが含まれるので、なかなか対策は取れないと思います。
まずは、一人一人が自分の資質(性格など)を理解しておくことと、組織的には、採用時の人選や適材適所の配置などで、ある程度の対策はできると思います。

また、一人一人が体調不良を起こさないよう暴飲暴食は避け、睡眠はしっかりとって疲れやストレスを解消しておく必要があります。
組織的にも、日頃から安全安心意識の醸成に努めると同時に、社員の労務管理(残業など)などで、社員の健康管理にも留意しなければなりません。

数年前までは、そのような理由で、副業はできませんでしたが、最近は、副業できる会社も増えてきました。
なので、自分の健康は自分で守る意識がないと、ミスを起こす原因を知らず知らずに作ってしまうことも考えられます。

最後の仕組みへの対策としては、朝礼などで安全安心などの意識醸成、チェック項目の定期的な見直し、全員の声かけや指差し点検の励行、照明などの職場環境の見直し、業務の簡素化やシステム化・マニュアル化、設備の見直しなど、事故が起こる前に備えておく必要があります。

一人一人の能力やスキルの対策は、研修や訓練などで定期的なスキルアップを図ること、そして組織として、適時な人事異動によるマンネリ化の排除などが考えられます。

ヒューマンエラーは、以上のような、さまざまな起因が複雑に絡み合って起こると言われています。ヒューマンエラーが起こるたびに、新たなルールが決められ、対策が取られます。
しかし、新たな環境の中で、また新たなヒューマンエラーが起こると思います。

いずれにしても、注意が必要なのは、事故が起こったときに、犯人探しをしないということです。
犯人探しをしてしまうと、その人の属性や能力がクローズアップしてしまい、根底にある仕込みや組織力による原因が薄れてしまいます。

そうすると、根本的な対策がおそろかになり、また、同じようなことがこ起こってしまうかもしれません。

今回は、ヒューマンエラーに取り組みました。

また、お会いしましょう。

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