マスコミ業界の仕事

業界・企業研究

みなさん、こんにちは。
転ばぬ先の寺子屋、塾長:ふみちゃんです。
今回は、業界解説シリーズとしてマスコミ業界の仕事について取り組みました。

今まで、いろいろな業界を解説してきました。
今回は、マスコミ業界です。
業界の分け方は、曖昧な面があります。
今回は、マスコミ業界を、新聞・テレビ・ラジオ・出版のマスコミ4つのジャンルと、それを制作物で支える印刷、収入面で支える広告の合わせて6つのジャンルに分けて解説しました。

1:マスコミ業界を4つのジャンルに分ける
2:新聞
3:テレビ
4:ラジオ
5:出版
6:印刷
7:広告

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マスコミ業界を6つのジャンルに分ける

マスコミ業界には、ニュースなどの最新情報を誌面で伝える新聞の会社、様々な情報を映像で伝えるテレビ、音声で伝えるラジオ、情報誌や専門誌など、紙媒体で情報を伝える出版の会社があります。
それらをマスコミ4媒体と言います。
さらに、その4媒体を制作物でサポートする印刷、収入面でサポートする広告の会社があり、合わせてマスコミ業界となっています。

現在では、新聞や雑誌などの紙媒体とSNSなどの電子媒体との融合がますます進み、テレビやラジオなどは、一方向のコミュニケーションから、視聴者が参加した双方向のコミュンーケーションツールとして発展してきています。

それでは、一つ一つ詳しく見ていきましょう。

新聞

新聞には、全国紙地方紙スポーツ紙夕刊専門誌などがあります。
宅配システムで、安定したビジネスを築いてきた大手新聞社は、テレビ局を系列にして大きく成長してきました。
しかし、最近では、新聞を読む習慣が低下し、発行部数が減少傾向にあります。
現在では、インターネットによるニュース配信や新聞の電子版の発行が進んでいます。
また、スキルと技術を活かした新しい事業展開も進められています。

新聞の主な仕事は、直接広告主を訪問したり、広告代理店と連携して広告受注に繋げる営業の仕事、新聞販売店と連携し、新聞購読者の開拓をする販売の仕事、様々な場所に出向き、記事ネタを探し、取材と記事作成を担当する記者の仕事、新聞印刷の保守管理に加え、最近では、電子化に向けてのスキルも必要になってきた技術の仕事があります。

テレビ

テレビは、NHKのような公共放送と広告などを収入源とする民間放送に分かれます。
さらに民間放送は、全国に展開するキー局と地域に特化したローカル局に分かれる地上波と、人工衛星を経由して電波を届ける衛星放送、その他、ケーブルテレビや最近視聴者が増えてきたインターネットテレビがあります。
民間放送においては、視聴率や広告収入が低下傾向で、本業サービスに加え、アンケートやクイズなどの視聴者との双方向コミュニケーションやイベント企画、映像コンテンツの有料提供などが最近では盛んになってきています。

テレビの主な仕事には、主に広告代理店を通じたCM広告の受注に加え、イベントの提案や紹介などを行う営業の仕事、ニュース番組やバラエティ番組の司会やスポーツ中継などを担当するアナウンサーの仕事、スポンサーや視聴者の意向を考えた企画やキャスティングを担う番組制作の仕事、カメラ・照明・音響などの専門的な技術の仕事があります。
全体的に、キー局への就職は困難だと言われていますが、委託先である番組制作会社などで働き、マスコミ業界に貢献することもできます。

ラジオ

ラジオは、電波の伝え方や周波数によって、大きく、AMFM短波放送に分かれます。
震災などで、ラジオが再評価されましたが、リスナーの減少により、広告収入は低下傾向にあります。
最近では、インターネット配信、リスナーとの双方向コミュニケーションが進み、聞くラジオから参加するラジオに進化してきています。

ラジオの主な仕事は、映像か音声かの違い以外に、テレビの仕事とあまり変わりはありません。
CM広告営業やイベントや番組の案内などをする営業、番組進行やスポーツ中継などを担当するアナウンサー、その他、番組制作の仕事や音響などの技術の仕事があります。

出版

出版では、主に出版社が書籍や雑誌などの出版、フリーペーパーなどの配布、書籍や雑誌の輸入や輸出を行っています。
最近では、活字離れが進み、出版不況と言われています。
そのような中、電子書籍など出版のデジタル化が進んできたことと、インターネットや映像コンテンツとの融合も進んできています。

出版の主な仕事は、広告枠の売り込みや記事の提案をする企業向けの営業、本屋さんなどへ出版物の紹介やプロモーションを行う書籍店向けの営業があります。
その他、企画立案やライターと出版について打ち合わせをする制作の仕事、原稿のチェックを仕事とする校閲の専門的な仕事があります。

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印刷

以上マスコミ4媒体を支える印刷には、書籍や雑誌の印刷をしている出版印刷、チラシやパンフレットなど企業の販売促進物を印刷している商業印刷、商品のパッケージや証券などの特殊な印刷を得意としている会社に分かれます。
印刷は、紙媒体から電子媒体に進化してきていること、そして、印刷を活用した企業の広告宣伝費が減少してきていることで、市場規模は縮小傾向にあります。
そのような中、印刷会社と出版会社、さらには書籍店の会社が融合し一体化する動きもあります。
印刷受注においては、インターネットで簡単に注文できる営業レス化が進み、また、店舗で様々な印刷が注文できるプリントショップなどが登場し、営業や販売の方法が変わってきています。

印刷の仕事には、チラシやパンフレット、フリーペーパーなど印刷物の注文を取る営業の仕事、注文に沿った印刷を担当する印刷機械管理の仕事、印刷機械に合わせたデータ変換などデータ管理の仕事、新しい印刷の開発や技術向上を仕事とする開発の仕事があります。

広告

最後は、広告です。
広告には、大きく分けて、マスコミ4媒体を活用した広告と最近拡大しているインターネットを活用した広告、さらには、駅ナカの看板や展示会・イベントなど幅広く展開するセールスプロモーションがあります。
マスコミ4媒体では、新聞広告、テレビの映像広告、ラジオの音声広告、雑誌などの出版広告に分かれます。
インターネットでは、検索ページに表示されるリスティング広告、成功報酬型のアフィリエイト広告、CM映像をネット上で流す動画広告、その他、ゲームやSNSを活用した広告もあり、広がりを見せています。
SP,セールスプロモーションでは、地下鉄やバスなど、人通りの多い場所を活用した交通広告、ダイレクトメールなどで対象者に働きかける郵送広告、商業施設などで、告知や訴求を目的とするディスプレイや看板、来場者に直接働きかける展示会やイベントなどがあります。
このような広告の多くは、広告代理店が間に入って提供されています。

この広告の仕事には、スポンサーに広告戦略の提案やプロデュースなどを行う営業、市場調査などで、効率良い広告を組み立てるプランナー、デザイナーやコピーライターなど制作に関わる仕事、総務人事や経理など専門的な管理の仕事があります。

マスコミ業界の仕事、少しは理解できましたでしょうか。

詳細は、ユーチューブでも確認できます。
チャンネル登録もよろしくお願いします。

みなさん、いかがでしたか。
それでは、また、お会いしましょう。


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